クルーズニュース
2014年10月7日(火)午前8時、ホーランドアメリカライン(HAL)のアムステルダム(船籍オランダ)が博多港に初寄港しました。同船は現在、米・シアトル発の「太平洋・極東ロングクルーズ」を実施中で、今回、台風18号発生のために予定していた東京港への寄港を取り止め、急遽、博多港へ寄港することになったものです。
博多港へ入港するアムステルダム(総㌧数 6.2万㌧/全長 238㍍/定員 1,380名)
アムステルダムに乗って福岡を訪れたのは、1,000名を超えるアメリカ人の皆さん。この日、私たちビューローはウェルカムサポーター(英語ボランティア)と一緒に港での受入を実施。屋内外2か所にインフォメーションデスクを設置したほか、シャトルバスの発着所、ターミナルビルのバス停留所にも英語サポーターを配置し、福岡を訪れた乗船客の皆さんが不自由なく観光へ出かけられるよう、精一杯の受入に努めました。
下船した観光客の受入には英語ウェルカムサポーター(赤ジャンパー)が大活躍
この日は1,000名の乗船客の内、実に6割強がFIT(Foreign Independent Tour/海外個人旅行客)。既に船内で観光地を絞った方もいれば、逆に全く情報を持たずにインフォメーションを訪れる方もいるなど、旅行者個人のニーズに合わせた対応を要求されました。人気だったのは、櫛田神社や東長寺などの神社仏閣のほか、大濠公園や福岡タワーなど。地元のお土産を望まれる方も多く、多くは博多人形を求められ、「博多町家」ふるさと館や、川端商店街などの地元商店街へ。お昼前には船に戻り、ゆっくりとランチをとってから再度お買い物へ出かける方もいれば、気ままにベイサイドプレイスを散歩される方もいるなど、思い思いに福岡の街を楽しまれていました。
夕刻のお見送り演出には、地元の和楽団として、先ごろのエディンバラ・フリンジ(スコットランド)に参加し、最高評価の五つ星を得た「和楽団
ジャパン・マーベラス」が登場。その一糸乱れぬ大迫力の演奏と、力強くも繊細な音色を響かせる篠笛のパフォーマンスに、デッキに集まった乗船客は拍手喝采。異例のアンコールの歓声が響く中、アムステルダムは離岸。出航の汽笛が鳴り響く中、乗船客はいつまでも手を振っていました。
ジャパン・マーベラスによるお見送りの和太鼓演奏
出航したアムステルダムは、長崎を経た後、太平洋を横断し、最終寄港地のサンディエゴへ
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