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北九州空港で「スターフライヤー」を体験!

 

6月10日(月)、株式会社スターフライヤー様のご厚意により北九州空港ならびにスターフライヤー社を見学させていただきました。


 


JR小倉駅から車でおよそ30分(もっと遠いイメージでしたが意外と中心部から近い!)、周防灘に浮かぶ海上の空港「北九州空港」は快適性と安全性を追求したわかりやすく機能的な館内構造となっています。


旅客ターミナルビルはユニットごとに建築されていて現在は5つのユニットを2列連ねた3階建ての建物です。さらにあと2~3つのユニットを増築することが可能で、これからも進化し続ける空港です。様々な先進テクノロジーを集結して自然環境との共生を実現しており、採光のため窓を大きく設け日中では電力をあまり使わなくても明るさを保つなど、エコにもこだわった空港です。実際に照明はほとんどついていないのにもかかわらず、建物内は非常に明るかったです。


北九州市は過去に公害に悩まされたことがありましたが、ここではそれを教訓として環境に対する様々な取り組みがなされています。


 

出発ロビーのある2階フロアには充実した物販スペースや日産自動車の展示コーナー、また小倉祇園太鼓の展示などがあり北九州ならではの地域の魅力を発信しています。3階には展望デッキとレストランがあり、展望デッキには100円で楽しめる足湯もあります。休日には家族連れなどで賑わいます。


「北九州空港」では現在、東京や釜山との間に定期便を運行しています。釜山便は一日2往復。30分前まで搭乗を受け付けるので気軽に韓国旅行が楽しめます。また、東京便はスターフライヤー社だけで一日12往復運行し、早朝5時30分出発の便から帰りは24時35分到着の便まで用意されており、頑張れば日帰りでも東京観光を満喫できそうです。24時間運用できる北九州空港ならではですね。


 


早朝から深夜まで働き続ける「スターフライヤー」はその特徴的な黒と白の機体で夜と朝を表現しています。黒の機体は世界でも珍しく、ほかの航空会社が導入していないのは機体の熱吸収(特に夏場)を懸念しているからだそうですが同社は、あえて導入したそうです。機内も、黒を基調とした落ち着いた内装が特徴で、特に黒のレザーシートはヘッドレストやフットレストを備えており、全席には機内モニターも設置しています。


機内で提供するコーヒーはタリーズコーヒーと提携しており、気圧が低いため水が沸騰しない上空でも美味しくいただける特注のコーヒーです。


また、機内・機外の清掃は運行の合間の限られた時間にもれなく行われていますが、簡単に手の届かないところはお客様に気持ちよく空の旅を過ごしてもらおうという感謝の気持ちを込めて定期的に職員のみなさんの手で清掃されているそうです。


もちろん、フライトの安全には細心の注意を図っており最新の機器と様々な情報網、またクルーの熟練した技術で空の交通の安全に努めています。


 

空港の敷地内に昨年つくられた訓練センターには、パイロットの訓練施設としてフライトシミュレーターを導入し、日々技術の向上を図っています。


今回特別に見学させていただいたフライトシミュレーターはエアバスA320のコックピットを忠実に再現してあり、実際の感覚で操縦訓練ができるものです。視覚だけではなく、実際にシミュレーターが動くことにより加速や上昇、旋回なども体感できます。実機を飛ばしての訓練ではないため燃料は使わず、使用するのは電気のみです。この最新型のシミュレーターは圧縮空気で動くため廃油も発生しません。二酸化炭素や騒音も排出しない環境にやさしい訓練が行えます。システムには、世界中の空港のデータが入っているので実際の空港に行かなくても様々なシチュエーションでの離着陸が訓練でき、また雨・風・雪などあらゆる気象状況に応じた訓練も行えます。


毎日、見えないところで空港や航空会社の関係者の方々が日々努力を重ねられていることに改めて感動しました。全ての方々の力が結集されているからこそ、私達は安全で快適な空の旅ができるのですね。


スターフライヤーのみなさま、貴重な体験をさせていただきありがとうございました!

 

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