クルーズニュース
毎年、アジアの世界各地で行われているクルーズ関連産業の国際交易会、 「Cruise Shipping Asia」。 昨年の中国・蘇州に引き続き、今年はシンガポールの交易会に参加してきました。 付近のビンタン島(インドネシア)等のリゾートへ行き来する「リージョナル・フェリー・ターミナル」に加え、 25以上の国際客船のクルーズラインを迎え入れるだけの深さがある2箇所の港湾停泊地を有する クルーズターミナルを持つシンガポール。 このターミナルはIPT(国際旅客ターミナル:インターナショナル・ポート・ターミナル)と呼ばれ、 ワールドクラスのターミナルとして名を馳せ、世界の名だたるクルーズ船が就港する国際港として、 多くの賞を獲得しています。
今回のCruise Shipping Asia2011はシンガポールのマリーナ・ベイに位置するMarina Bay Sandsにて、2011年11月16日から3日間開催され、
クルーズ会社、旅行会社、その他自治体やクルーズ関連会社を含む約100団体が参加しました。
今回、福岡観光コンベンションビューローは、福岡市役所と福岡市港湾局と協力し、
JNTO(日本政府観光局)と九州観光推進機構と共に、日本ブース・九州ブースを出展しました。
振り袖と浴衣、そして県や市、自治体の法被を着用し、「九州は元気です!」、
更に各々自治体のアピールを加えました。
勿論福岡市も他自治体に負けないように、博多港の設備や利便性、福岡市としての街の魅力、
そして福岡観光コンベンションビューローとしては、外国語対応におけるウェルカムサポーターの活動内容、
多言語ガイドプログラムについての説明、街全体一丸となってクルーズ船をお迎えする為の努力を日々
行っていることを、来場者・クルーズ船会社にアピールをしました。
交易会の最終日、IPTの視察見学会に参加しました。
ターミナルの中は英語・中国語・マレー語が基本言語として案内が表示されており、
また親切なことに日本語もちゃんと記載がされていました。
さすが多国民族国家のシンガポール!
また、来年第一四半期(4-6月)の間に完成する予定の新しいクルーズフェリーターミナル、
通称ICT(国際クルーズターミナル:インターナショナル・クルーズ・ターミナル)の将来的な役割や
コンセプトについても説明を受けることが出来ました。
そう遠くない将来、この新しいクルーズターミナルから博多港へロングクルーズ(周遊期間2~3週間程)を
出す可能性もあるかもしれないそうです。
今年は東日本大震災の影響で博多港寄港のクルーズは少なめでしたが、
来年からまた寄港数が昨年平成22年度の寄港数に戻る予定です。
行政・街全体が一体となって、外国クルーズ船を迎え入れられるよう、準備を進めていきたいと思います。
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