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「平成24年夏の川丈旅館」
夏雲があがると旅へのあこがれがつのり、見知らぬ土地への憧憬が増すばかりなのは今も昔も変わりはないようだ。
明治40年盛夏のまさに7月31日、旅の途中博多の町で旅装を解いた五人の若き文学者がいた。
その五人とは、与謝野 鉄幹・平野 万里・木下 杢太郞・北原 白秋・吉井 勇である。
その宿泊した旅館は、博多川のそばにひっそりと建っている。
その旅館を「川丈旅館」という。
彼らが2階の窓から博多の町並を眺めながら、何を語り何を感じたかは知るよしもないが、彼らの熱き想いを川面を吹き渡る旅の夜風は、やさしく彼らを包み込んだ事であろう。
その後の九州旅行を含めた五人の紀行文は、「五足の靴」のタイトルで、新聞紙上に発表された。
帰京後の彼らの活躍を見れば、この旅が大いなる契機となったことは、間違いないことであろう。
博多の宿の思い出を吉井 勇が詠んだ詩が今も歌碑となって玄関脇に建っている。
「旅籠屋の名を川丈といひしこと ふとおもひ出てむかし恋しむ」
夏が来た!どこかへ行ってみたいと思った方!「二足」でも「三足」でももちろん「一足」でも構わない、
博多へ来て、かの五人が見た同じ夏空を見てみないか!
博多へ来んしゃい!何かの「きっかけ」をつかんで帰りんしゃい。
福岡・博多のまち歩きなら「福岡市観光案内ボランティアガイド」が評判が良いようだ!
上記の「川丈旅館」は、「博多・中州・天神コース」のまち歩きの際、外観を見る事が出来ます。
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