第8回STI政策シンポジウム「アントレプレナーシップによるソーシャル・イノベーションの創出」が、2021年3月4日(木)、会場とオンラインのハイブリッド開催により開催されます。ぜひご参加ください。
1990年代に進展したインターネットの普及と情報のデジタル化は、経済活動や社会生活の利便性を飛躍的に高めました。
しかし、それは経済活動や社会生活を営む主体の間に、その意図や時間的・空間的制約を超えた「つながり」をもたらしたことにより、極めて高い複雑性や不確実性を経済・社会システムに与えることになりました。
子どもたちがSNSを介して保護者の予期しない犯罪に巻き込まれるといった事態は、その端的な一例に他なりません。また、他方において地域コミュニティを成立させてきた伝統的な「つながり」は希薄化し、「無縁死」と呼ばれる行旅死亡者の存在が社会問題として認識されるに至っています。
こうした新たな社会問題の顕在化を背景として、ビジネスの力で社会問題の解決に取り組む「ソーシャル・ビジネス」が活発化しています。社会問題に対応する活動領域には市場性が存在するとは限らず、ソーシャル・ビジネスはこれを打破するための革新性を伴うため、そのプロセスは「ソーシャル・イノベーション」と呼ばれます。その中心的な担い手は、新しい社会的価値の創出を志向する「ソーシャル・アントレプレナー」です。
本シンポジウムでは、ソーシャル・イノベーションの担い手となるアントレプレナーの育成や、ソーシャル・アントレプレナーの活動基盤となる「イノベーション・エコシステム」の形成に関する政策課題について検討いたします。
この重要な課題に関する理解を深めるため、CSTIPSは同じく九州大学の学内共同教育研究センターである「ユヌス&椎木ソーシャル・ビジネス研究センター」及び「ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター」と連携してまいります。
第8回STI政策シンポジウム
「アントレプレナーシップによるソーシャル・イノベーションの創出」
■日時 2021年3月4日(木)13:30~17:00(受付13:00~)
■会場 アクロス福岡 7F大会議室(福岡市中央区天神1-1-1)/およびオンライン配信(ハイブリッド開催)
※オンラインLIVE配信はZoom使用
■料金 無料
■定員
会場参加:先着50名、オンライン参加:先着300名
※先着申込順、要事前登録
■参加申込
※申込締め切り日:2021年2月25日(木)
■登壇者/パネリスト
・佐野 章二(有限会社ビッグイシュー日本 共同代表)
・石丸 修平(福岡地域戦略推進協議会 事務局長)
・星野 裕志(九州大学ユヌス&椎木ソーシャル・ビジネス研究センター センター長)
・高田 仁 (九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター センター長)
・永田 晃也 (九州大学科学技術イノベーション政策教育研究センター センター長)
■お問い合わせ先
九州大学科学技術イノベーション政策教育研究センター
Tel:092-802-6650
■詳細
〇主催
九州大学科学技術イノベーション政策教育研究センター
〇共催
九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター
九州大学ユヌス&椎木ソーシャル・ビジネス研究センター
九州大学ビジネス・スクール
〇後援
日経ビジネススクール