イベント
6月27日(水)、当ビューローの主催で「観光サービス業従事者等研修会」を早良市民センターで開催しました。
当日は賛助会員のみなさまや福岡市観光ボランティア、福岡市タクシー協会員など観光客の受け入れに関わる方々約160名に参加いただきました。
「以前は3月頃に開催していた研修を全国から多くの観光客が集まる博多祗園山笠の前の時期に開催。
秋から続々と始まる大型コンベンションを前に情報を共有し
福博の一番の魅力であるソフト面・おもてなしを従事者のみなさまとともにさらに高めましょう」と今回の研修の趣旨を説明させていただきました。
次に、上田啓蔵氏による「博多祇園山笠について」の講演です。
上田さんは、大正2年(1913年)創業の西門蒲鉾本店の四代目当主であり、「はかた部ランド協議会」議長として、博多のさまざまな魅力を発信されています。
まずは、博多祇園山笠の歴史から。
3つの説を持つ起源から、流れが太閤町割りに由来すること
1687年に些細な喧嘩から追い山が起こったこと
明治に入ってからの高いかき山の終わりや中止令、戦後の山笠の歴史などを豊富な写真資料を交えながら興味深く語っていただきました。
また、非常にわかりやすかったのが山笠の仕組みと役員の役割分担。
手拭いでわかる立場の違いや山笠を運営するための自治組織「流れ」について
現物をたくさん提示しながら説明いただきました。
そのほか山笠にまつわる雑学も盛りだくさんの内容でした。
1月から始まる「初寄り」をスタートに一年中動いている山笠ですが
6月中旬の「地鎮祭」から本番に入り、7月1日の飾り山公開
7月9日の「お汐井取り」から静から動へ入り、
7月15日の追い山本番を経て、「鎮めの能」により動から静に戻るという一連の行事が良く理解できました。
それからかき山全般の話では、山の構造や
危険を防止しながら交替する方法、走り方などを実際に示しながら説明いただきました。
最後は博多手一本で終了するのが博多ならでは。
実際の作法を教えてもらい、参加者も全員で博多手一本を入れました。
休憩をはさんで後半は当ビューローより2つの情報を紹介しました。
☆博多祇園笠の祇の字は示辺に氏です。
まず、クルーズ担当の張が博多港に寄港する外国発大型クルーズ船について状況を説明しました。
本年の外国発クルーズ博多港寄港は実績を含めて79回の予定。
寄港回数も増え、船も大型化。
6月21日に寄港した「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」はアジア最大級の船で全長は天神南交差点~イムズまであり、喫水からの高さは60mと西日本新聞会館ビルと同じという驚くべき大きさです。
次に「福岡を楽しむ体験&まち歩き」ができる「福たび」の説明を担当の中村が行いました。
平成21年の秋、市民からプログラムを公募して始まった「ふくおか 福たび」はこれまでに1万人以上、うち約600人以上の外国人が参加。
3年目となる24年はさらなる飛躍をするべくさまざまな取り組みを行っています。
6月に冊子「博多 夏たび」を発行して、JR西日本やJR九州の主要駅、市内の観光案内所などで配布しています。
プログラムの詳細や応募についてはこちら
http://yokanavi.com/jp/fukutabi/
早良市民センターホール入口には、各種施設や自治体の観光資料が設置され、参加者同士が熱心に情報交換なども行っていました。
当ビューローでは引き続きこの研修事業を開催し、観光コンベンションのおもてなしの向上にみなさまと一体となってすすんでいきたいと思います。
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