お知らせ
2011年7月15日
東日本大震災の影響により日本を訪れる外国人旅行社は激減しており、日本全体では対前年比-50~60%に止まるなど観光業は大きな打撃を受けています。
このような中、北海道の下着メーカーのタイ現地法人である「Summit Queen Ltd」社が、参加者総数230名の大型インセンティブツアーを日本・九州で敢行しました。
7月7日と9日に2班にわけて福岡空港へ降り立った同ツアーを、九州運輸局、九州観光推進機構、当ビューローの職員らが出迎え。
空港到着ロビーの大型スクリーンには溝端観光庁長官からのタイ語歓迎メッセージも表示され、ツアー参加者は記念撮影に興じ大いに盛り上がっていました。
タイからの大型ツアーとしては震災後初となる今回のツアーが実現したのは、在タイ旅行社様のご尽力によるところが大きいのは勿論ですが、背景のひとつには福岡市とビューローが共同で行ってきたプロモーション事業が奏功した面もあるようです。
2010年11月、福岡市経済振興局長を団長とし、市の空港対策課、集客交流部と当ビューロー職員から成るプロモ団がタイ国政府観光庁やタイ国際航空の全面的なご支援の下、タイを訪問。
この間、現地高校を視察し福岡からタイへの教育旅行造成のための情報収集を行う一方、福岡・九州の観光情報を携えてバンコクの旅行社へセールスを行いました。
今般Summit Queenのツアーを催行したタイJTBも訪問し、九州観光推進機構が作成したタイ語の地図や、九州各地の観光地の皆様にご協力いただいて作成したDVDやパンフレットをご提供しています。
その後の震災などを経て、タイからの団体客は一時ほとんどゼロの状態になっていましたが、現地JTB様のご尽力の甲斐あって今般のツアーが実現したというわけです。
ツアー行程には本市とビューローが訪問した際にご提供した情報も活用いただいており、ようやくプロモーション活動の成果が表れ始めた印として、市とビューローでも感慨ひとしおでした。
タイの旅行社様や九州の観光関係者の皆様からご協力をいただき、九州観光推進機構、市、ビューローなどが垣根を越えた協力体制のもと行ったプロモーション活動が大変嬉しい形で実を結んだ例となりました。
福岡のプロモーションをするということは、九州の、ひいては日本全体の魅力を海外に発信するということだと思います。
その責任と意義を改めて心に刻みつつ、当ビューローでは、今後も海外からのお客様にどんどん日本を訪れていただけるよう努力を続けて参ります。
(馬場 記)
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