クルーズニュース
6月12日から13日まで、中国の北京で九州観光プロモーション会議が行われた。
今回はロイヤル・カリビアン社の招待で、福岡市、別府市、鹿児島市が参加。
中国側からは、中国北京旅遊局、北京旅行協会、北京テレビ局などの関係者40名が参加した。
2010年は、ロイヤル・カリビアン社のクルーズ船『レジェンド・オブ・ザ・シーズ』が合計21回博多湾に寄港。一度の寄港で少なくとも2000人の観光客を福岡に送るとあって、福岡の経済波及効果に大きく貢献した。
東日本大地震影響のため、予定していた2011年3月16日の博多港の寄港は、急遽ルートを変更。だが日本側の働きかけもあり8月(6日、13日、20日、27日)の再開が決定された。
6月12日の記者発表会で、ロイヤル・カリビアン社は来年日本に向けて、もう一隻のクルーズ船『ボイジャー・オブ・ザ・シーズ』を投入するという重大な発表をした。
『ボイジャー・オブ・ザ・シーズ』総重量13.8万t、乗客定員3114名、船内にはアイススケートリンクや洋上の目抜き通りロイヤル・プロムナードもあり、多様なバリエーションのレストランなど充実した設備を備えている。
ボイジャー・オブ・ザ・シーズは、アジア配船のクルーズ船の中では過去最大となる。
このクルーズ船寄港が本格化すれば、福岡への観光誘致はさらに飛躍すると期待が高まる。
福岡高島市長は記者会見で、中国のメディア、記者に対し感謝の言葉を述べ、
『福岡市は全力をあげて、クルーズ船の観光客に福岡の「おもてなし」を提供出来るよう、二階観光バスの投入や、i-phone環境といったインフラ設備の向上など、いろいろ取り組んでいる。クルーズ船の特徴である、滞在時間の短さ、観光客の多さに対しては、良いサービスを効率よく提供し観光客が満足出来るよう工夫している。』
と福岡の魅力をアピールした。
6月13日、同会場で福岡市、別府市、鹿児島市三市で観光説明会が行われた。
北京旅遊界の方々が続々来訪。会場では各自が多様な情報交換を行い、有効的な交流が育まれたようだ。
今回の記者発表会、説明会が、九州の観光回復に繋がり、さらなる日中交流に貢献出来ればと願う。
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