博多仁和加振興会は、郷土芸能・福岡市無形民俗文化財「博多仁和加」の振興と伝承を図り、市民文化の向上に寄与することを目的としています。
現在、約90名の会員が博多どんたくや山笠奉納仁和加、博多盆仁和加大会、にわかライブなど様々な舞台で活躍しています。
半面を着け、博多弁で会話し、会話の後に地口のオチをつけて、話を決着させるもの。日常生活や世相を反映させたものや温かいユーモアに包まれた内容のものがあります。
主に四つの説があります。
博多には盆踊りがなく、もともとあった盆踊りが博多にわかに転化したという説。逆に博多にわかが時代を経て一部が分化して盆踊りになったとの説もあります。 江戸時代、即興的、仮装、曳きもの、芝居、踊りなどがすべて『俄踊』と呼ばれており先人たちは、にわかを同系統のものと思ったのではないかとの説もあります。
黒田如水(黒田官兵衛)公が若い時に姫路の一宮・伊和明神の例祭を見に行き、その中で人々が個人の悪口、政治に対する不満を言い合う悪口祭を見ていつか政治に取り入れたいと思ったそうです。如水公は福岡入りした後に博多の町人たちを一宮・伊和明神に悪口祭などを見学させ博多の町人たちはこの時の悪口祭の精神を博多にわかに変えたという説です。
松囃子でお殿様や奥方の前で洒落た冗談や少しの遠慮もなく下品な話で大笑いをさせたり、笛、太鼓、鉦、三味線にてはやし立て、歌をうたい、おもしろい話などをしながら、通って行ったそうです。これが博多にわかに変わったという説です。
全国的には大阪が俄の発祥というのは通説になっています。俄は数人による段物スタイルで当時の歌舞伎役者のまねやストーリーのパロディ化などがあり、また武士社会への不満などを笑いに変えていったと言われています。
大阪俄も博多のにわかもにわかをする前に「俄じゃ、おもひだした」と言うのが決まり文句になっているようです。
博多に伝わった俄はその後、佐賀や肥後に伝わったとそれぞれの研究者は伝えています。
博多にわかは駄洒落とか親父ギャグといったものではありません。
・ 一口にわかは、一人で演じるもの。
・ 掛合にわかは、二人で演じるもの。
・ 即席にわかは、お題を頂戴して演じるもの。
・ 段物にわかは、芝居形式で演じるもの。
入場無料
【日時】 毎月第一土曜日(1月を除く)、第三日曜日(8月を除く) ①13時~13時30分 ②14時~14時30分
【場所】 博多町家ふるさと館
【電話】 092-281-7761
【住所】 福岡市博多区冷泉町6-10(櫛田神社 東側)
※変更があることもございます。電話にてご確認下さい。
5月 | 博多どんたく |
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7月 | 山笠奉納仁和加大会【櫛田神社10(日)】 17時45分~19時30分 |
8月 | 博多盆仁和加大会【中央市民センターH30.8.26(日)】 13時~16時30分 |
11月 | 秋季博多にわか大会【ふくふくプラザH30.10.28(日)】 13時~15時30分 |
11月 | 天神博多にわかライブ |
2月 | 博多にわか笑演会in九州国立博物館【H29.2.5(日)13:00~】 |
〒810-0041
福岡市中央区大名2丁目5番31号
福岡市交通局庁舎4階
(福岡観光コンベンションビューロー内)
博多仁和加振興会事務局
TEL 092-733-5050 / FAX 092-733-5055
「夏ぃなって浴衣ば着とるがその生地のことで言い争いばしよんなる」 「浴衣の生地なら、木綿(揉めん)がよか」
「親子で山登りばさっしゃったげな。頂上まで着いたら子供は感動したげなが、お父さん、お母さんな喜うでござったとじゃろうか?」 「そらぁ、頂上まで来りゃあ、お山で(親まで)満足する」
「お前ぁ、船着き場におる鳥ば観察に来たて言いよったが、どげな鳥ば見るつもりや?ウミネコかカモメや?」
「いいや、鳩ば(波止場)見に来た」
(らん梅)
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